【SEMESTER3-5】なぜ、人のネガティブ感情はとまりにくいのか?【メンタースキル①メンタリング】
更新日:2021年7月29日
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教員や教育者、カウンセラーやコーチングなどの「人と向き合う仕事」をしていくと、
「やりたいことがわかりません」
「やってみたいことはあるけど自分には無理」
というように悩んでいたり、自己否定をし続けている人と向き合うことにもなります。
あなたがこういうふうに相談されたらどんな気持ちになりますか?

「どういうふうに向き合っていけばいいんだろう?」
「間違った対応をして追い込んでしまわないかな・・・?」
と不安な気持ちが湧いてくるかもしれません。
ここで1つ質問させてください。
なぜ、このように悩む人のネガティブ感情はとまりにくいのでしょうか?
この答えは、結論から言うと脳は「ネガティブ」を認識している時は、「ネガティブ」なことを認識しやすいからなんです。
あと、人は、ポジティブな出来事や情報よりも、ネガティブな出来事や情報のほうに注意を向けやすい。また、それが記憶にも残りやすいという「ネガティブバイアス」っていうものもあるからなんですね。
こういう時は、
「なんで自分のことなのにちゃんとわからないんだ」
「なんであの人は嫌なことばかりしてくるんだ」
「なんであの人はわかってくれないんだ」
というように、WHY(なぜ)思考でぐるぐるぐるぐると悩んでいることは少なくありません。
こうなると、客観的に今の自分の状態を認識することが難しく、自己否定をし続けてしまったり、悩みの原因や解決策が見出しにくいんです。

そういう自己否定をしてしまっているが、達成したいゴールがあって、前に進みたい人と向き合うためにも、あなたは
「対話のスキルを身に付けたい!」
「自信を持ちたい!」
と思っているのではないでしょうか?

クライアントが上の図のように、
「やりたいことがわからない」
「やってみたいことはあるけど自分には無理」
という状態になっている場合、、、
大事なのは、まず不安な気持ちや焦り、怖さなどのネガティブ感情にとらわれている状態から抜け出してもらうことが重要ですよね。
そのためには、どう関わっていけば良いのか??