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あるトマトづくり20年の農家さんとの出会い

奈良県庁の広報の担当者として1年4ヶ月が経った、2015年8月のある日、ぼくは、トマトづくり一筋で20年以上やってこられたケンジさん(仮名)を取材するために車で移動していました。

この年から本格的に、奈良県の地域のために活動している企業や起業家、NPOやボランティアの方の取材をスタートしていたのです。

ケンジさんとの待ち合わせ場所に着くと、

白髪まじりの角刈りでこんがり焼けた肌。

一重でキリッとした強面な表情・・・。

正直、怖そうな人だなぁと思ったのですが、次の会話を進める中でその気持ちは吹き飛びました。

奈良にはうまいもんがないって言われるでしょ?そういうふうに決めつけられたりマイナスなイメージを勝手に持たれるのがすごく嫌でね。せやから食べた人に「めっちゃうまい!」って言ってもらえるようにしっかり気持ち込めて作るって決めてます。もちろんトマトはスーパーでも買えるけど、食べてみてもらったらわかってもらえる。美味しいものを作って味わってもらって奈良を好きになってもらいたいっていう気持ちで食べ物を作ってる人はいるからね。もっと知ってほしいんやけど、ぼくは口下手やし発信が苦手でね・・・」

 

この言葉に対してぼくは内心、

「わかる。ぼくも小学校の頃から口下手で自分の気持ちを言葉にして伝えるのが苦手やったから」

と思っていたのです。

言葉で伝えることができなかった過去

人生を振り返ってみると、「気持ちを言葉で伝える」というテーマにどれだけ葛藤と苦悩があったかわかりません。

 

・作文を発表する時

・好きな子に気持ちを伝える時

・親にやりたいことを伝える時

 

人生で大切なシーンには、「気持ちを言葉で伝えること」が必ずセットになってきます。

 

公務員になるために専門学校に行くことを決めた時も、本当は美容師・ミュージシャンになりたかった。でも、フツーの浪人生しで受験した大学に全て不合格だったこともあり、「もう夢みたいなこと言うとらんと、安定せなアカン」と両親と兄に言われ、自分の意見を言い返すことができなかったのです。ぼくのことが心配だったと思います。正直「もっと話を聞いてもらいたかった」し「応援してもらいたかった」です。

 

こうした背景もあり、このケンジさんの気持ちにすごく共感したのです。

 

「たしかにトマトはスーパーでも買える。でも、スーパーのトマトよりも高かろうとケンジさんのトマトやからこそ食べたいっていう人はいるはず!この人が指名されてほしい!」

 

取材後、いつも以上に「伝えたい」「知ってもらいたい」という気持ちが溢れていて、すぐに記事を作ってホームページに掲載し、部署で上司の決裁をとった後、次の日にTwitterとFacebookで記事をシェアしました。

 

すると、「この人が作られているトマトが欲しいんやけど、どこで買えるの?」

という問い合わせが次々と入ったのです。

 

「やった!!伝わったんや!!」

「他のトマトよりも高くても、ケンジさんの想いや背景のストーリーが伝わったら選ばれるんや!」

使命:在り方を支え、ストーリーで伝える。

自分の中の価値観をガラッと変えた、人生における「爆発」が起こった日。

この時、ぼくは自分のミッション(使命)を自覚したのです。

 

「インタビューさせていただいた人がどんな人生経験を経てその職業を選び、どんな想いで仕事をしているのかを人々に伝えることが自分の使命や!そのキャラの在り方や目的をストーリーにのせて伝えたい!

 

誰しも自分の想いを伝えるのは難しいし、反応が怖いもの。

でも、ぼくがそこを支えて人々に伝える。

そうすることで、知った人の心が動く!

指名してくれる人が増えたり、仲間が増えたりする!

 

チャレンジがたいまつのように広がり、新しいチャレンジが生まれることもある!

一人一人が自分の人生に夢やゴールをもって楽しく生きていて、チャレンジを応援しあえる世界をつくる!

 

これがぼくのであり、人生のゴールです。

ゴール:チャレンジを応援しあえる世界をつくる。

それから1年3ヶ月間、取材・広報の業務に没頭しましたが、人事異動でその仕事ができなくなり独立することを決意しました。

「よくカタイ職業を辞めたね」と言われるのですが、この使命に気づいてしまったからです。

そうして、ぼくが独立後にまずおこなっていこうと思ったのが、「自分自身の人生のストーリー」を本にして伝えること。しかし、ぼくには本を出した経験もないし、出版社のツテもありません。

 

そこで、選んだ方法が、

「クラウドファンディング」

だったのです。

 

無名の公務員がこのチャレンジの中で見えたさらなる可能性とは?

第3話(準備中)

水樹ハル
プロフィール

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1982年奈良県生まれ。

ストーリークリエイター。

前職は奈良県庁職員(歴14年)。

勤続8年目から上司と仲間の助けにより、人生のゴールと使命に気づく。

在職中は、精神保健福祉の分野で、「死にたい」という電話・対面相談や精神科病院への移送と診察への立会業務に600件従事。その後、広報担当者として、奈良県の地域で活動する方々を取材し、記事を奈良県庁HPに掲載し、せんとくんTwitterやFacebookを軸としたSNS発信を展開。

その後、2018年4月に独立し、フリーランスとして活動をスタート。同年6月下旬から37日間「グッバイ公務員」という著書を出版するためのクラウドファンディングに挑戦し、120名を超える方々から支援をいただき目標を達成。

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その後、関西圏の大学・短大・高校やイベントで「変化の時代の生き方」や「安定からの挑戦」をテーマに講演活動をスタート。

 

2020年1月からは、オンラインサロン「自分を知る学校」を開校し、メンバーの「人生のゴール」や「在り方」の設定のサポートに従事。

 

現在は、カウンセリング・コーチングを土台にしたインタビューをおこない、ストーリーコンテンツの制作と発信サポートを専門に活動中。

制作したストーリーは、「クラウドファンディングのプロジェクト文」や「ホームページ」などに使用されている。クライアントの競合との差別化をおこない、指名を生み出すためのWebマーケティングを展開。

 

また、これらの活動で得た気づきを執筆して伝えている。

著書・執筆

公務員だった時からフリーランスとなった今までの経験で学んだことを著書やnoteでお伝えしています。

生き方は様々で正解はありませんよね。共感したり「自分とは違う考え方だな…」と感じていただきながら、あなた自身の生き方、在り方の再発見に役立てていただけると嬉しいです。

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