「自分を知る学校」誕生秘話
はじめに・自己紹介
クラウドファンディングライターとして活動している水樹ハルです。
「自分を知る学校」のページをご覧いただきありがとうございます。このページでは、当校ができた経緯と想いについて紹介しています。
【経歴】
1982年11月25日生まれ、奈良県出身。2004年に奈良県庁職員として採用。在職中は、精神保健福祉の担当として、「死にたい」という電話・対面相談や精神科病院への移送と診察への立会業務に4年間で600件従事。その後、広報担当者として、奈良県の地域で活動する方々を取材し、記事を奈良県庁HPに掲載。せんとくんTwitterやFacebookを軸としたSNSでの発信を展開。その後、2018年4月に独立し、フリーランスとして活動をスタート。同年6月23日から38日間「グッバイ公務員」という著書を出版するためのクラウドファンディングに挑戦し、115名から支援をいただき目標を達成。
著書出版後、関西圏の大学・短大・高校の授業やイベントで「変化の時代の生き方」や「安定からの挑戦」をテーマに講演活動をスタート。
2020年1月からは、オンラインサロン「自分を知る学校」を開校し、メンバーの「チャレンジマインド」と「関係性を築く力」を育成。
2022年2月からは、クラウドファンディングプロジェクトを丸投げできる「スバキリ商店」にクラウドファンディングライターとして加入。これまでライティングを担当したクラウドファンディングプロジェクトの総支援金額は1400万円、総支援者数は1200名超え。「誰もが自分の人生を決定でき、挑戦できる社会」と「夢に向かって挑戦する人・次世代を支える日本の未来」を実現するために活動している。
起業して初の挑戦「本の書籍化」
当校が誕生したルーツは、今から4年半前に遡ります。
公務員を辞めて起業して初めてチャレンジした経験3ヶ月が経とうとしていた2018年6月23日。ぼくは、起業初めてのチャレンジとしてクラウドファンディングで「グッバイ公務員」という本を書籍化することを決意しました。
本の内容を書き始めたのは、この4ヶ月前の2018年の2月。それから書籍版の原稿を書き終えたのは5月8日のことでした。その後、書籍化していくためにまず、縦書き原稿のレイアウトにしてページ数を計算し、印刷会社から見積をとって必要経費の529,806円を積算しました。
そして、クラウドファンディングで書籍化を目指したいと発信したところ、「グッバイ公務員宣伝会議」というグループを作り、そこに入ってくれたメンバーに原稿のチェックや、クラウドファンディングのプロジェクトページの内容を客観的に見てもらって何度も何度も修正し、ようやく6月23日にクラウドファンディングで書籍化のプロジェクトを起こしたのです。
実施期間は、38日間。オール・オア・ナッシング方式(目標金額を達成しなければ自分には1円も入らない)を選択し、公務員退職後初めての大きな挑戦が始まりました。
最大の敵は、自分の心の弱さ
プロジェクト開始後に次々と支援してくれたのは、ぼくが「公務員を辞めます」とブログやSNSで発信し始めた2017年11月頃から出会った仲間や友人。みんなのおかげで開始一週間で支援額は約20%の102,035円になりました。
しかし、そこから支援はなくなり、停滞・・・。プロジェクト終了日の10日前の7月21日時点の支援額は、169,035円。目標達成率は約32%でした。
ぼくはこの約20日間、積極的にクラウドファンディングのPRを行っていなかったのです。というのも、クラウドファンディングをしている方で「支援してください!」とばかり言っている人をこれまで見ていて、違和感を抱いていたからです。
「ぼくのことを全く知らない人に支援してもらうためには、支援者にメリットがあって、社会にとって良い影響をもたらすものだと伝える必要がある」と感じながら自分のプロジェクトを客観的に見た時、決定的な弱点を発見しました。
「グッバイ公務員」の購入はしてもらっているものの、ライターとしての看板商品の、人生ストーリーの記事制作や、ドキュメンタリームービーの制作の購入が全く行われていなかったのです。
「もっと、人生ストーリーのメリットを伝える必要がある!」
「どれくらいのクオリティかわかるように記事や動画の作品を見てもらおう!」
そう思い、記事・動画3本の制作に没頭していたら、あっという間に7月21日になっていたのです。
「これだけやっても支援をいただけないなんて・・・どうせ自分には無理なのかもしれない」
正直、そんなふうに弱気になっていました。
心の支えとなった応援コメントと10ヶ月講座の教え
弱気になっていたところに、「ある支援者」からの応援コメントに目に止まりました。
「応援しています! 頑張ってください! 京都でハイボール飲みましょう!(HIRO)」
この「京都でハイボール」というのは、支援のリターン内容の一つである「書籍化達成飲み会」のこと。広報担当として一緒に働いていた後輩の彼は、ぼくのプロジェクトの達成を信じて追加支援してくれていたのです。
「残り10日でこの状況でも達成することを信じて支援してくれているんだから、自分自身が諦めていたらダメたじゃないか! 絶対に達成したい!そのためには、なぜこの本を書籍化したいのかを伝える必要がある!」
ここで立ち止まって、自分の想いを言葉にすることにしたのです。
ぼくは起業して2ヶ月目の5月から、仏教哲学とアメリカンリーダーシップを日本人向けにアレンジした起業家精神を養う「メンター養成講座」という10ヶ月間の講座を受講していました。主催していたのが幼稚園からの幼なじみのAくんだったからです。Aくんを通じて、講師の先生と出会うことができました。その先生に、「クラウドファンディングにチャレンジしているのですが、支援いただけないのです」と相談したところ・・・
「自分の想いを伝えてないのに、支援をもらえると思っているその心が問題だ!」
「キミ自身と向き合い、実現したい社会や未来を言葉にして、伝えなさい!」
胸にグサッとこの教えが突き刺さったのを覚えています。
まさにその通りで、ぼくの最大の課題は「想いを言葉にして伝えること」だったからです。
先生は、それを見抜いていました。
「グッバイ公務員」を書いたワケ
2002年の3月のある日のことです。
18歳のぼくは浪人生活の末、受験した大学に全て不合格になりました。その際に、自分の頭の悪さに嫌気がさしていたこともあり、「手に職をつけたい」と思い、美容師の専門学校に通いたい気持ちがありました。
しかし、当時は超就職氷河期・・・安定こそが正義です。もう1つの進路として候補に上がったのが、「公務員になること」でした。同じ学費をかけるのであれば、カタイ職業である「公務員」にかけたくなるのが親の正直な気持ちだったと思います。
「公務員になれば絶対に安泰や」
口下手な自分はその言葉に反論できず、公務員を目指す専門学校に入学し、2年間休みなしで勉強した結果、スレスレで奈良県庁職員になることができました。
とはいえ、役所に入って14年間働いてみてわかったのが、デスクワーク中心だと限らないことです。例えば、ぼくが配属されたのは、「死にたい」とか「あいつは許せない」というように自分を傷つけたり、人を傷つけるおそれのある方を精神科病院に車で移送し、診察に立ち会う業務もありました。
あと、職員を減らしすぎたことで1人あたりにかかる仕事量がとても多くなって長時間労働も増えて職場の雰囲気がギスギスしていること。メンタルを病む人が多かったり、自殺した職員もいたのが現実でした。また、人口減少時代に突入したことで消滅する自治体がどんどん出てくる・・・公務員という職業の不安定さも実感しました。
必ずしも、
「9時から17時のデスクワークで楽勝」
「公務員になれば一生安泰」
ではないのです。
このリアルを、特に保護者の方に読んでいただき、親子で進路について話し合って、それから公務員を目指すか、他の職業を選ぶかという、選択肢がある社会にしたいと思っていたから、この本を書くことを決意しました。
こう決意できたのは、ある学生Rくんとの出会いからの影響が大きかったです。
ある学生が気づかせてくれた使命
公務員を辞めることを公に発表した、2018年に1月。ある学生のRくんからTwitterでDMが入りました。
「ハルさん、親と進路について話しています。自分のやりたいことをするために民間企業に就職するか、安定をとって公務員になるか、正直ぼくも迷っています。ぜひ、お話したいです」
Rくんはまさに過去のぼくの状況でした。進路選択をした「あの日」から16年経とうとしている今でも、この日本では、保護者が「公務員は一生安泰」と思い込み、その意見が子どもの進路に大きな影響を与えているのだを実感しました。
「なぜ、親は子どもに公務員になってもらいたいのか・・・?公務員=安泰だと思い込んでいるからだ!14年の公務員生活で見たリアルを伝え、思い込みを解けるのは自分!親子で公務員について一緒に考えられる本を出したい!みんなで学生の夢を応援できる社会・未来を作っていきたい!」
以上が、本を書くことになったルーツです。
マインドセットが人生を変えた
「クラウドファンディング終了まであと10日。自分自身と向き合って言葉にしたこの想いを発信していこう。でも、反対意見も出てくるはず・・・正直、とても怖いけど、やるしかない!」
何かにチャレンジする際、人は不安になりますし、否定されるのは怖いもの。でも、この「メンター養成講座」では、「自分との向き合い方」や「物事のとらえ方」などの「マインドセット」の指導してくださったり応援してもらえたことが救いでした。ここで、自分が変わることを決意できたのです。
「とにかく自分のことを知ってもらって、思いを伝える!それしかできない!」と思い、キングコング西野さんのオンラインサロン内に当時あった「クラファン部」にも投稿しました。すると、FacebookとTwitterで動画をシェアしてくれる方が続出。それに伴い、次々と支援をいただけたのです。
終了日まであと4日の7月26日時点で、支援額が258 035円となり、目標達成率が約49%に。
「半分達成したよ!がんばって!」
「HARUさんを達成させたい!これ、目標達成金額をクリアしないとゼロになってしまうんでしょう?みんなで応援しよう!」
プロジェクトへの支援や応援は盛り上がり続け、ついに、ドキュメンタリームービーの購入が入りました。
「キングコング西野さんのオンラインサロン繋がりで支援させて頂きました。ハルさんの想いに共感し、是非支援させて頂きたいと思いました。応援しています!」(『これが伝説の勇者カレー』の王様役、久保田廣史さん)
さらに、長身女性専用の和風アパレルブランド「ATEYAKA」のプロデューサーの大倉加奈子さんからもドキュメンタリームービー制作の購入があり、一気に勢いが増し、ついにプロジェクト終了前日の7月29日に目標金額を達成したのです。
また、このクラウドファンディングへの挑戦がキッカケとなり、京阪奈情報教育出版の加藤さんともご縁いただき、この本を全国出版していただけることにもなりました。
「自分を知る・自分が伝わる」は両輪
クラウドファンディングにご支援いただいた115人の名前の一覧を見ていると、あることに気づきました。それは、公務員を辞める一年前には出会っていない人が100人以上だということです。
もっと簡単にいうと、公務員として14年間働いていた時に出会った人よりも、起業後に出会った人が圧倒的に支援・応援してくれたということ。この経験から、嫌われないように空気を読みながら人付き合いをすることよりも、「自分はこういう人間です」とか「私は〇〇したい!」と、ホンネを伝えてつながった人との関係を大事にする方が大事だなという価値観が生まれました。
この挑戦のターニングポイントとなったのは、
・自分の想いを言葉にすること
・その言葉を公に発信すること
の2つ。
これが、人との関係性を築く力となり、チャンスの扉が開いたのです。
この成功体験と、10ヶ月講座の経験、起業家としての経験から2020年1月からオンラインサロン「自分を知る学校」を開校することにしました。当校の理念は、「夢に向かって挑戦する人・次世代を支える日本の未来を実現すること」です。
「自分を知る学校」の目的
当校の目的は、「関係性を築く力」の育成です。
なぜなら、ぼくたちは社会で生きているので、「関係性を築く力」があれば、仕事もパートナーシップも子育てもスムーズに進みやすくなるからです。
▼関係性を築くための3つの力とは・・・
①目の前の相手を知る力
【Listening】
②自分の想い・強みを言葉にする力
【Writing】
③自分自身の行動や物事のとらえ方のクセを知って改善したり、②の言葉を相手に向けて発信できる力
【Mindset】
新しく何かにチャレンジをする際に特に重要なのは、③!
「自分を知り、相手を知り、どう言葉にして伝えれば伝わるか」を実践することで、関係性が築きやすくなります。チャンス、仕事、情報、人脈などは全て「人」を介してやってくる!
ぼくはこれまでの起業家としての経験からこれを痛感していることから、これら3つの力を育んでいただけるように、
・365日メルマガの配信
・毎週土曜日の朝活
の環境をご用意しています。
365日メルマガ
水樹ハルが、10ヶ月間のメンター養成講座で学んだ「仏教哲学」と、公務員時代に精神保健福祉の担当者として学んだ「認知脳科学」と、ライター・カウンセラーとして人とマンツーマンで関わってきた経験をベースに、「関係性を築く力」をテーマにメルマガを配信しています。
毎週土曜日「オンライン朝活」
「全ての悩みは対人関係」と言われますが、その相手に悩みに向き合う際に、「どう向き合い、伝えたら良いか」や「自分の考え方や行動のクセ」をとらえることが重要になります。
つまり、人は人と向き合うときに「自分がわかる」のです。安心感のある雰囲気の中で、対話しながら今後の方針を一緒に考えましょう!
ここだけは入会前におさえてください!
「自分を知る学校の欠点」
①自主的に学ぶ姿勢が必要になる
→基本的にはメルマガが中心です。自ら学ぶ姿勢がある方は問題ありません。
②朝活はグループでのトークセッションです。
→人前で悩みの相談をするのが恥ずかしかったり苦手な方は辛いかもしれません。そういう場合はマンツーマンのカウンセリングサービスをご利用ください。自分を知る学校メンバーであれば1時間5000円が3000円でご利用いただけます。
こんなあなたにピッタリ!
①本気で思考のクセの改善をして人生を豊かにしていきたいが、世の中のマンツーマンのカウンセリング・コーチングは高額なものが多いので躊躇している
②自分自身の想いを整理して伝わりやすく伝えられるようになりたい
③人前で相談や質問をすることにあまり抵抗がない
④自主的にコメントやチャットで質問できる
Community Rule 4
コミュニティをより良いものにするため、以下の4つのルールを守ってください。
【①メンバーの価値観をジャッジしない】
各メンバーは人生経験を経て多様な価値観を持っています。価値観に正しい・間違いはありません。ジャッジするのではなく「このメンバーは過去にどんな経験があって今のこのような価値観を持っているのか?」と関心を持ってコミュニケーションをお願いします^^
【②メンバーの心理的な安心感を大切にする】
自分を正しく知るためには、普段の生活の中では言いにくいホンネを含めた対話がとても大切で、そのためにはお互いの信頼関係が欠かせません。デリケートな内容で公にしたくない内容の場合もありますので、イベントやサロン内でシェアした内容は、口外禁止にさせていただきます。
【③営業行為の禁止】
当校は、各メンバーの達成したいゴールを叶えるための場所です。そのための知識や情報の交換や、「対話」イベントをおこなっておりますが、メンバーのゴール達成にとって無関係の商材などを販売・紹介することはご遠慮ください。
【④出会い目的の禁止】
出会い目的での参加はご遠慮ください。コミュニケーションを通じて結果的に恋愛に発展することはあると思いますが、出会って間もない状態でDMを送る行為やナンパ行為はご遠慮ください。
参加料
月額料金:980
・Facebookグループ招待
・365日メルマガ配信
・サロンイベント参加無料
最後に
起業を経験した身として思うのは、「人は一人っきりでチャレンジするのは怖い」ということです。特に最大の敵として立ちはだかるのが自分の中の「ネガティブな思考のクセ」だったりします。ぼくもそうでした。だからこそ、人一倍「チャレンジするあなた」を応援したい気持ちがあります。
この世界に素敵なサービスが多いのは、人がチャレンジしているから生まれています。あなたのチャレンジは、きっと周りの人の刺激になり、好循環を生み出していくに違いない。一緒に、「誰もが自分の人生を決定でき、挑戦できる社会」と「夢に向かって挑戦する人・次世代を支える日本の未来」を実現していきませんか。
今、あなたは、どんな自分になりたいですか?
一番ワクワクすることはなんですか?
ぜひ、問い合わせチャットや、SNSのDMなどで教えてください!
2022年11月24日
水樹ハル
水樹ハル
プロフィール
水樹ハル
クラウドファンディングライター
自分を知る学校 校長
前職は奈良県庁職員(歴14年)。在職中は、精神保健福祉の分野で、「死にたい」という電話・対面相談や精神科病院への移送と診察への立会業務に600件従事。その後、広報担当者として、奈良県の地域で活動する方々を取材し、記事を奈良県庁HPに掲載し、せんとくんTwitterやFacebookを軸としたSNS発信を展開。
その後、2018年4月に独立し、フリーランスとして活動をスタート。同年6月23日から38日間「グッバイ公務員」という著書を出版するためのクラウドファンディングに挑戦し、115名から支援をいただき目標を達成。
その後、関西圏の大学・短大・高校やイベントで「変化の時代の生き方」や「安定からの挑戦」をテーマに講演活動をスタート。
2020年1月からは、オンラインサロン「自分を知る学校」を開校し、メンバーの「チャレンジマインド」と「関係性を築く力」を身につけていただくサポートを開始。2022年2月からは、カウンセリング・コーチングを土台にしたインタビューをおこなう、クラウドファンディングライターとして活動中。ライティングを担当したクラウドファンディングプロジェクトの総支援金額は1400万円、総支援者数は1200名超え。